OFC 2024|Ruijie Networks とバイトダンスが800G LPO 光モジュールの動的能力を披露

時間:2024-04-09

米カリフォルニア州のサンディエゴコンベンションセンターで3月26〜28日、第49回光ネットワーク通信シンポジウム・博覧会(Optical Fiber Communication Conference and Exposition, OFC)が開催され、世界40以上の国・地域から1000社以上の企業が参加しました。Ruijie Networksは光モジュール出展業者として、LPO(Linear-drive Pluggable Optics、リニア駆動のプラガブルな光モジュール)技術に基づく800G-OSFP-DR8-LDおよび400G-QSFP112-DR4-LD高速光モジュールを発表、展示しました。また、バイトダンス、Keysight Technologyとのコラボレーションにより、会場で800G LPO光モジュールをフル搭載した51.2Tbpsスイッチに基づくスネークテストを実施。800G LPOのポート遅延、パケット損失率、ビットエラー率、および全体的な安定性と信頼性を実証しました。

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OFC 2024の会場では、Ruijie Networksのブースには多くの人が集まり、北米の大手ネットワーク関連メーカーやデバイスメーカー関係者も続々足を運んで技術交流を行いました。展示期間中、Ruijie Networksは中国国内や北米、ブラジルのデバイスメーカー、インテグレーター20社以上と接触し、将来的な提携のチャンスに向けて技術的ニーズ、納品サービス、価格などさまざまな方面についてコミュニケーションを図りました。

 

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LPO技術に基づく自社開発の新たな400G/800G光モジュールをリリース

今回のOFCで、Ruijie NetworksはLPO技術に基づく400G、800Gの自社開発光モジュールをリリース。高速光通信分野における同社の技術力、イノベーション力が大幅に向上したことを示しました。

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800G-OSFP-DR8-LD

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400G-QSFP112-DR4-LD

消費電力を50%低減:LPO光モジュールは、通常の光モジュールより消費電力を50%低減可能。低消費電力によって、電力オーバーヘッドを節約できるだけでなく、モジュール内のコンポーネントの発熱を減らし、製品の寿命を延ばします。

顧客コストを25%削減:光モジュール中にDSPコンポーネントを使用していないため、光モジュール調達コストを削減できます。

遅延を90%低減:従来の統合DSPコンポーネントを備えた光モジュールは約100nsの伝送遅延が発生するのに対し、LPOテクノロジに基づく光モジュールの伝送遅延は10ns未満です。

 

51.2Tスイッチに基づくフルポートLPOスネークテストのデモ

Ruijie NetworksはOFCの会場で、自社開発の800G LPO光モジュールをフル搭載した51.2Tbpsスイッチに基づくスネークテストを実施しました。

テストでは、800G光ファイバを介してバイトダンス製B5020 51.2Tbpsスイッチの01ポートに接続。残りの63個のポートにRuijie Networksの800G OSFP DR8 LD高速光モジュールを用い、光モジュールのセルフループケーブルとスイッチ内部トラフィック構成を使ってスネークテスト用トポロジを実現しました。

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データマップ

ネットワークテスタで連続的なデータフローを実施した結果、システムはデータパケットロスが0だったことを示しました。

 

スイッチのすべてのポートを LPO に接続し、光ポートのセルフループビットエラーレートをテストします。スイッチコマンドにより、展示会場の摂氏25度の常温環境で、使用したすべての800G LPO光モジュールポートのビットエラーレート(BER)が1e-11未満と非常に優れていることが示されました。実験室における50度の高温環境でもBERは1e-9未満となおも5桁分の余裕があり、データセンタシナリオでの使用条件を完全に満たしています。

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 実験室における50度高温試験データ


Ruijie Networksは近年、継続的な研究開発イノベーションと急速な市場開拓により、収益規模が着実に成長しています。さまざまな業界でネットワーク化とデジタル化の需要が高まる中、Ruijie Networksは市場開拓のペースを加速し、新しい生産拠点の構築、イノベーションデジタル工場の建設を通じ、先進製造プロセスにおける強みをを発揮しています。

Ruijie Networksは今年、自社の生産ラインで400Gおよび800G LPO光モジュールの量産体制構築を完了し、1.6T LPO光モジュールと3.2T NPO光エンジンのフィージビリティ試験を実施する予定で、持続的なイノベーションによって低消費電力、低遅延、低コストの製品とソリューションを顧客に提供します。

Ruijie Networksは今後、AIコンピューティングがもたらす業界需要の爆発的な増加の下で、LPOなどの重要な低電力技術の蓄積を強化します。また、データセンタネットワーク構築において持続可能な発展の道を歩み続け、新しいスイッチング技術による高いパフォーマンスの発揮をサポートし、データセンタネットワークの革新的な技術や製品を数多く開発して、グリーンデジタル経済をともに構築します。