大井ふ頭中央海浜公園

導入の背景

東京都デジタルサービス局が導入・検証を進めているセキュアでシームレスな「OpenRoaming※1」および「eduroam※2」対応の公衆無線LANの設置整備事業を株式会社ライフシード様を受託し、Ruijie Networks 屋外型無線LANアクセスポイントRG‑AP680‑CD(V3)を採用し、大井ふ頭中央海浜公園に公衆無線LANの設置整備を実施しました。

株式会社ライフシードは、⼤井ふ頭中央海浜公園において、光回線等を⽤いた公衆無線LANの設置整備を実施しました。今回の整備により、快適にWi-Fiを利⽤することができるようになりました。

大井ふ頭中央海浜公園にRuijie Networks 屋外型無線LANアクセスポイントRG‑AP680‑CD(V3)設置

選定の理由

株式会社ライフシード様がRuijie Networks屋外型無線LANアクセスポイントRG‑AP680‑CD(V3)の採用理由は下記となります。

公園である屋外環境に対応した堅牢な設計

RG‑AP680‑CD(V3)は防塵・防水規格のIP68等級であるため、液体の侵入をしっかり防ぎ、粉じんや砂埃も心配がありません。高レベルの雷保護素子を内蔵しているため、9kVのサージ電圧にも耐え、激しい雷雨の中でも、動作温度範囲は-40℃~65℃と幅広く、天候を問わずに安定して動作します。

次世代Wi-Fi 6技術による、最大2400Mbpsの高速通信

ソフトウェア機能的な要望に応えるカスタマイズの開発力と柔軟な対応力

導入後の効果

OpenRoaming※1 ・ eduroam※2 対応で簡単・安心の無線LAN 通信を可能に

今回の整備により、「OpenRoaming※1」と「eduroam※2」に対応した無線LAN 通信を利⽤することが可能となりました。

「OpenRoaming※1」と「eduroam※2」は⾼い安全性を備えており、なりすましアクセスポイントなどの通信被害を⼼配することなく、安⼼して無線LAN 通信をご利⽤いただけます。

また、⼤井ふ頭中央海浜公園で公衆無線LAN に接続を⾏った場合、東京都や他の⾃治体、教育機関などが別地点で提供する「OpenRoaming※1」と「eduroam※2」 対応の公衆無線LAN にも⾃動で接続することが可能となります。

東京都が発表している「つながる東京」展開⽅針では、2025 年度末までに東京都の事業所を含めた約1,300 箇所(図書館・美術館などの⽂化施設やスポーツ施設、病院・福祉施設、学校、空港、駅、観光施設、避難所となる防災施設)へOpenRoaming※1 対応の公衆無線LAN の整備を予定しているなど、この枠組みはますます拡がりを⾒せています。

【参考】

※1 OpenRoamingとは

OpenRoamingは公衆無線LANの相互運用を実現する無線LANローミング基盤で、世界的な団体WBA(Wireless Broadband Alliance)によって開発され、普及が推進されています。これからの公衆無線LAN接続における業界標準として確立されているPasspoint (Hotspot 2.0)に従った基盤技術を使い、Google ID、Apple ID、Samsung ID、SIMカードなどのIDプロバイダと公衆無線LANの連携が可能となり、すべてのユーザーにシームレスで安全な公衆無線LANの利用を可能にします。

Passpointでは安全な無線LANをユーザー自身が注意深く選ぶ必要がありません。裏側で同じIDプロバイダと接続されていれば、SSIDが異なる場合でも、利用者が訪問先ごとにSSIDを選択することなく、端末が自動的にネットワーク接続されます。認証にはIEEE 802.1X(※3)が使われており、業界標準の高いセキュリティが提供されます。悪意ある者がなりすましアクセスポイントを設置した場合でも、利用者端末の誤接続を自動的に防ぎ、安全性を確保することができます。

※2 eduroamとは

eduroamは、大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を実現する、欧州のGÉANTで開発された学術無線LANローミング基盤です。日本国内においては国立情報学研究所が主体となり、eduroam JPの名称で運用されています。

eduroamの無線LAN環境はIEEE802.1Xに基づいて提供されています。参加機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他の参加機関の無線LANも使用することができます。2027年5月17日現在、大学・研究機関等で国内の425機関、世界104か国(地域)以上が参加するeduroamは、キャンパス無線LANのデファクト・スタンダードとなっています。

また、キャンパス外でのeduroamサービスの提供も進められており、世界では空港や主要駅、市街地、博物館などの例があります。国内でも、複数の通信事業者によって、会議施設、カフェ、ショッピングモール、公園等で導入が開始されています。

導入企業様

株式会社ライフシード様

株式会社ライフシードは、国立情報学研究所(NII)が提供するeduroam JP(エデュローム ジェイピー)、および、Cityroamの参加企業です。eduroam、OpenRoamingに対応したWi-FiスポットをHakuba47ウィンタースポーツパーク、ホテル国際21で開催される学会、長野中央通り、長野市、松本市の飲食店等に提供しています。県外では、北海道斜里郡小清水町、東京都の大井ふ頭中央海浜公園、多摩消費生活センターの公衆無線LANの構築を行うなど、日本全国にサービスを展開しています。

株式会社ライフシードURL:
https://life-seed.co.jp/

株式会社ライフシード問い合わせ先:
https://life-seed.co.jp/contact/

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