Ruijie、128ポート800Gスイッチをを発表~AIデータセンターの計算クラスター構築を、飛躍的に「省力化」へ~

時間:2025-08-22

このたび、Ruijieは、AIデータセンター(AIDC)向けの次世代高性能スイッチ「RG-S9910-128OC2VS」(128ポート800G対応)の提供を開始しました。本製品は、計算クラスター基盤の中核となる要件に対応。革新的なアーキテクチャ設計、業界をリードする省電力技術、ライフサイクル全体をカバーするサービスにより、クラスターの設計・構築から最適化、運用・保守までをトータルに支援し、導入コスト(TCO)の削減とAI計算リソースの価値最大化を実現します。

革新設計:未来を切り拓く高性能スイッチ

  • Ruijie S9910シリーズは、設計面で数多くの革新を実現しました。

  • 128ポートの800G高密度設計**により、超大規模クラスターをコンパクトに構築。

  • 全ポートで**自社開発のLPO光モジュール**を採用し、コスト効率と信頼性を両立。

  • 共有バッファ機能**により、突発的なトラフィックも確実に処理。

  • Fast CNP機能**をサポートし、通信効率を向上。

  • UEC (Ultra Ethernet Consortium) 規格**に準拠し、将来性を確保。


ライフサイクル全体の「安心」を提供

高信頼・高性能・運用効率を実現する、未来の計算基盤

AI計算クラスターの大規模化に伴うネットワークの複雑化という課題に対し、Ruijie S9910シリーズは包括的なソリューションで応え、クラスター構築のスタンダードを刷新します。


  • 最適化されたネットワーク設計で、拡張性とコスト削減を実現

GPU/NPUを用いた大規模AIクラスターにおいて、前世代の400G製品が3段階必要としたネットワーク構成を、S9910シリーズではわずか2段階に集約。単一プレーンで8,000~30,000基、二重プレーンでは最大60,000基規模の構築を可能にします。これにより、ネットワーク階層が簡素化され、必要なコア/集約スイッチの台数が最大40%削減。構築の複雑さと総保有コスト(TCO)を大幅に低減します。


  • LPO技術で、省電力と高信頼性を追求

LPO(Linear Drive Pluggable Optics)技術を採用し、光モジュールの消費電力を大幅に低減。さらに、DSPチップを排除したことで発熱を抑制し、モジュールの長期的な信頼性向上と省エネに貢献します。これにより、超大規模クラスターの安定稼働を持続的に支えます。


  • 冷却方式の選択肢を拡充し、あらゆるデータセンターに柔軟に対応

空冷と液冷、双方の形態を選択可能。既存のデータセンター環境に柔軟に導入でき、液冷設計により核心部品の動作温度を低減。設備の信頼性と寿命を高め、システム全体の消費電力もさらに削減します。


  • 高い堅牢性で、重要なAI業務を継続的に支援

実績のある安定したハードウェアプラットフォームと、自社開発の高度な負荷分散技術(AILB/ENLB)により、輻輳のないネットワーク伝送と業界トップクラスの帯域幅使用率を実現。独自のNIC障害回避機能により、ネットワーク障害が原因のAIトレーニング中断リスクを軽減し、ビジネスの継続性を確保します。例えば、Llama2-70Bのような大規模モデルのトレーニングでは、ENLB機能により効率が8~18%向上することが実測で確認されています。


  •  導入から運用まで、ワンストップで支援

専門的な計算シミュレーションツールを活用し、クラスター設計の最適化をサポート。性能を保証するエンドツーエンドの導入・調整サービスにより、クラスターの本番導入リードタイムを短縮し、数万基規模のクラスターでもわずか1週間以内での導入が可能です。加えて、24時間体制の現地サポートチームと、視覚的な健全性監視、主要障害の一元診断機能により、日常の運用保守負荷を軽減し、クラスターの長期安定稼働を支えます。


  • UEC規格にネイティブ対応した、ロスレスな超高速ネットワーク

次世代の高性能インターコネクト規格であるUEC (Ultra Ethernet Consortium) に深く準拠。超低遅延かつ極めて信頼性の高いネットワーク基盤を構築し、HPCやAIトレーニングといった苛酷な環境にも対応します。


Ruijie S9910シリーズ800Gスイッチは、世界中のAIデータセンターのお客様に対し、より強力で、効率的、かつ持続可能な次世代計算ネットワーク基盤を提供するために、ここに登場しました。