ssidステルスとは何か、この質問に答えられる方は多くないでしょう。今や、ssidステルスという機能が備わっている無線LANルーターは多くなります。本稿では、ssidステルスの意味、設定方法、そしてそれを設定することで得られるメリットとデメリットについて解説しますので、ssid ステルスに対する理解を深めたい人は、ぜひ目を通してみてください。
1ssidステルスとは
ssidクローキングとは、無線LANルーターが自分のssid(ネットワーク名)を知らせるために送信するビーコン信号を停止して、ssidリスト(ネットワーク名の一覧)に記載できないようにすることです。
ssid(Service Set Identifier)とは、IEEE802.11ファミリー(無線LAN=いわゆるWi-Fi通信規格)のアクセスポイントの識別子(識別名)のことである。通常、スマートフォンなどで無線LAN(Wi-Fi)接続を設定する際に、「ネットワーク名」として表記される。
無線アクセスポイント機能を持つ無線LANルーターは、周辺の他のアクセスポイントと区別するために固有のssidを持っています。ただし、ssidと到達可能な電波が同じとは限りません。ただし、ssidは電波の届く範囲にいる人なら誰でも受信可能です。ssidステルス機能の目的は、ssidの自動送信を停止して、他のエンドポイントにssidが見えないようにすることです。
2ssidステルスのメリット・デメリット
しかし、ssidクローキングを行うことで、日常生活でアクセスポイントを発見されにくくなるとも言えます。例えば、住宅街に住んでいる場合、近隣住民に無線LANを利用されるリスクを低減する必要があります。
デメリットとしては、ssidクローキングが正常に機能している場合、一部のエンドポイント(サブユニット)が使用できないことが挙げられます。以前、Windows XPでステルスを有効にしたssidを使用すると、他のネットワークから頻繁に切断されるなどの問題が発生することがありました。
Androidでも同様の現象が発生したり、接続を確立しようとすると「圏外です」というメッセージが表示されたりするなどの問題が発生します。ssidクローキングは、うまく機能しない場合もあるようです。
また、ssidステルスに設定した機器は、そのssidのアクセスポイントに接続していないときは、最初から最後までステルスssidを検索します。 そのため、外出先で機器を使用すると、自宅の無線LANルーターのssid情報を他人に知られる可能性があると指摘されています。
3ssidステルスの設定方法と接続方法
3.1iPhoneでの接続方法
設定」の「Wi-Fi」を開き、Wi-Fiをオンにします。 ネットワーク」の「その他」を開き、次の画面で「名前」にssidを入力し、「セキュリティ」の種類を選択し、「パスワード」を入力してください。接続されていれば、完了です。
3.2Androidでの接続方法
設定」から「Wi-Fi」を開き、「+ネットワークの追加」をオンにします。ネットワーク名」にssidを入力し、画面下部の「詳細設定」を開く。プライベートネットワークの項目を「はい」に設定し、「セキュリティ」の種類を選択し、「パスワード」を入力します。接続されていれば、完了です。
ssidステルスは根本的なセキュリティ向上にはなりませんが、セキュリティ対策としては一定の効果が期待できます。メリットとデメリットを理解した上で使ってください。