NTTが運営する光回線『フレッツ光』は、10ギガ(Gbps)の超高速を誇るサービスプランを提供しています。その名もフレッツ光クロス!10ギガともなるといったいどれくらい速いのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。ということで、この記事で詳しく解説させていただきます!申し込みを検討している方はぜひ事前にチェックしておきましょう。
フレッツ光クロスは、2020年4月1日にスタートするフレッツ光史上最速仕様の超高速インターネットサービスです。最大通信速度1ギガビットの従来の光回線と比較して、最大10倍の高速通信が可能です!従来の光回線に比べ、人気ゲームや高画質な4KのIP放送サービスの映像など、大容量データのダウンロードにかかる時間が短縮され、より快適にインターネットサービスをお楽しみいただけます。
NTTのフレッツ光クロスをはじめとする光回線各社が、10Gbpsを超える超高速インターネットサービスの提供を開始した背景には、大きく2つの理由がある。
1つ目は、映像配信サービスなどの高画質化、オンラインゲームやXR(VR、AR、MRの総称)技術を利用したサービスの普及などにより、ユーザーが大容量のデータ通信を必要としていること。
2点目は、5G(第5世代通信)によるモバイル通信の高速化に加え、Wi-Fi 6の登場により家庭内の無線LAN環境の高速化が大きく加速し、固定回線自体の高速化需要が見込まれる。今後も光回線各社は高速化プランを展開していくだろう。
10ギガ光回線のフレッツ光クロスを利用する主なメリットは以下の3つです。
一、通信速度が圧倒的に速い。
二、同時に接続しても安定しやすい。
三、アクセスが集中する時間帯でも遅くなりにくい。
10ギガ光回線は通信速度の速さが一番のメリットです。最大通信速度はあくまで理論上の数値なので、実際に10Gbpsの速度が出るわけではありません。ただ、最大通信速度が速いプランほど性能が高く、実測値も速くなります。
それから、10ギガ光回線は同時接続時の安定性に優れています。1ギガ光回線で複数の端末をインターネット接続すると、誰かが容量の大きい通信を行ったときに他の端末の速度が不安定になりやすいです。10ギガ光回線なら同時に接続できる端末数が多いので、複数人で共有してインターネットを利用する場合でも快適に利用できます。1ギガ光回線は、時間帯によって通信速度が遅くなることがあります。特にインターネットへのアクセスが集中する夜間などが回線混雑し、通信速度が不安定になりやすいです。それに対して10ギガ光回線は、時間帯問わず快適にインターネット利用できる点が魅力
。
インターネットの速度を表すbps(ビットレート)は、1秒間に何ビットのデータを転送できるかを示す単位。フレッツ光クロスが謳う最高速度10Gbpsで、1秒間にどれだけのデータを転送できるかを計算してみた。つまり、10Gbpsの場合、1秒間に1.25GB(ギガバイト)転送できることになる。例えば、1分間の動画が約12MB(画質による)だとすると、1秒で104分の動画をダウンロードできることになる。これは驚くべきスピードだ!ただし、これは最大通信速度10Gbpsのインターネットを利用した場合のみ実現可能です。
フレッツ光クロスはベストエフォート型サービスで提供されているため、実際家庭環境において10Gbpsまでの速度が出ることはありません。ベストエフォート(Best Effort)とは『企業として最大通信速度に近づくよう最大限努力しますが、速度の保証はしません』というサービスの提供形態のことです。回線事業者が提示している最大通信速度はあくまでも理論値であり、諸条件によって実際の通信速度は変化します。実際、家庭の環境下で最大通信速度と同等の値が出ることはまず無いと思って良いでしょう。1つの回線を複数人でシェアして利用するサービスの仕様上これは致し方ない事のようです。一方で、その分安価な料金で利用できるというメリットがあります。10Gbpsはあくまで参考値だと思っておきましょう。たしかに10ギガには届きませんが、かなり速いことが分かります。