現在ご利用中のWi-Fiの接続が切れたり、通信速度が遅くなったり、不安定になったりすることがよくあります。ここでは、Wi-Fiが切れる原因と解決策を整理し、Wi-Fiが切れる問題と解決策を説明したいと思います。
1 Wi-Fiが切れる原因
Wi-Fiに繋ぐ時、接続が途切れたり、通信速度が極端に遅くなったりする原因は以下です。
1.1 接続端末が原因
数多くの接続端末が一度にアクセスできるデバイス数には制限があるため、制限を超えるとWi-Fiが切れたり、速度が遅くなったりします。
1.2 通信環境が原因
Wi-Fiルーターの設置場所や周囲の環境によっては、電波が十分に届かなかったりして、電波干渉が発生する場合があります。
1.3 Wi-Fiルーターが原因
これは、Wi-Fiルーターの問題の場合です。モデルが古くてスペックが低い場合もあれば、一時的な問題がある場合もあります。
1.4 回線が原因
LANケーブルやWi-Fiなどの有線接続でも速度が遅い場合は、回線に問題がある可能性があります。
2 Wi-Fiが切れる時の解決策
2.1 接続端末が原因で Wi-Fiが切れる場合の解決策
デバイスが多い場合は、最大接続台数の多いルーターへのアップグレードを検討してもよいでしょう。もう1つのオプションは、Wi-Fiルーターを追加して、接続デバイスの最大数を増やすことです。またWi-Fiではなくネットワークケーブルで接続するというアイデアもあります。
2.2 通信環境が原因でWi-Fiが切れる場合の解決策
2.2.1 ルーターとの距離が遠すぎるか、障害物がある
Wi-Fiルーターがパソコンなどを使用する場所から離れた場所に設置されていたり、壁などの障害物に遮られていたりすると、通信状態が不安定になりがちです。
Wi-Fiルーターの電波は、360度全方向に放射状に進みます。そのため、地面から1m~2mの高さで、できるだけマンションの中心に設置するのが理想的です。そして、Wi-Fi中継機を利用したり、メッシュWi-Fiを利用したりするのはいいでしょう。
2.2.2 電波が干渉している
2.4GHzの周波数帯は、無線ルーター以外にも、電子レンジ、コードレス電話、Bluetooth機器、一部の医療機器などの電子機器で使用されることが多いため、周波数帯の混雑による電波干渉が発生しやすくなっています。
こういう場合、2.4GHz以外の5GHzでつながってみるのはお勧めです。一部のルーターには、自動切り替え機能もあります。
2.3 Wi-Fiルーターが原因でWi-Fiが切れる場合の解決策
2.3.1 Wi-Fiルーターに障害が発生した場合は、ルーターを再起動
まず試していただきたいのが、Wi-Fiルーターの再起動です。電源コードを抜き、電源を切り、約15分待ってから電源を入れ直して再起動してください。通常、これを行うと、一時的な問題が解決します。
2.3.2 Wi-Fiルーターのファームウェアとコンピューターのドライバーが古い場合は更新
Wi-Fiルーターのファームウェアを長期間更新していない場合は、お試しください。自動的に更新されている場合もありますが、メーカーのサポートページから最新のファームウェアをダウンロードして更新することで確実にわかります。
2.3.3 ハイスペックなWi-Fiルーターを利用し、接続方式をIPv6(IPoE)に変更
Wi-Fiルーターが古くてスペックが低いことが原因なら、スペックの高いものに買い替えるのが最も簡単で効果的な方法です。
間取りや使用する端末の数に応じて、十分な距離と接続数を確保できるものを選択してください。最新かつ最速のWi-Fi規格「Wi-Fi6」。また、IPv6(IPoE)に対応していることを確認してください。ご利用の回線やプロバイダーがIPv6(IPoE)に対応している場合、ルーターと併用することで安定した高速通信が可能になります。
2.4 回線によるWi-Fiが切れる場合の解決策
IPv4(PPPoE)光回線やADSLなどの旧回線をご利用でWi-Fiが切れたり、通信速度が遅くなったりする場合は、「IPv6(IPPoE)接続サービス」をご利用ください。 RuijieのRG-MA2610-PE をご用意しておりますので是非ご検討ください。
マンションやホテルなどの埋込型、PoE給電でのご利用をお勧めします。次世代のWi-Fi6技術と次世代の通信内容を暗号化するWPA3規格に対応することで、より高性能且つ安全な無線ネットワークを実現しています。広い部屋等でメッシュネットワークを設定できます。クラウド管理機能をご利用いただけるので、より効率的且つ低コストの運用が可能になります。
Wi-Fiがすぐに切断される場合、または接続が不安定または遅い場合は、この記事を参照して、その理由と対処法を確認してください。それでも改善しない場合は、複数の原因が考えられますので、いくつかの方法を合わせて試してみると良いでしょう。