共にWi-FiのセキュリティプロトコルとしてのWPA3とWPA2の違いはなんでしょうか?WPA3は、2018年にリリースされたWPA2に続く新しい無線 LAN セキュリティプロトコルです。Wi-Fi 経由で送信されるデータを適切に保護することが日々重要視されています。そこでは、自分のWi-Fiを保護してくれるWPA3またはWPA2を一層知る必要があります。
1 WPA3とWPA2とは
WPA3とWPA2の違いを紹介する前に、それぞれの特徴について見てみましょう。WPAは「Wi-Fi Protected Access」の略で、Wi-Fi Allianceと呼ばれる組織が確立したWi-Fiセキュリティプロトコルです。初期は、WEPやWPAなどのプロトコルもありました。
WPA2は2004 年に Wi-Fi Alliance によって開発されたセキュリティプロトコルのことで、WPAの改良版と見られます。2006 年以降、WPA2 が正式に WPA に取って代わりました。WPA はTKIP(Temporal Key Integrity Protocol)というセキュリティ技術を使用しますが、WPA2はTKIPまたはより高度なAESベースの暗号化アルゴリズムを使用します。WPA2はWPAに比べるとより安全で、現在ほとんどのWi-Fiネットワークで使用されています。
WPA3は、2018 年にリリースされ、WPA2の上でより優れたセキュリティ機能を装着しています。WPA3は、標準よりもはるかに強力な256ビットエンクリプションにより、セキュリティレベルが大幅に向上し、比較的簡単に解読できる脆弱なパスワードでも保護できます。Wi-Fiネットワークのセキュリティを重視する場合はWPA3、または少なくともWPA2を選択する必要があります。
2 WPA3とWPA2の違い
WPA3とWPA2の違いを理解することで、ネットワークに適したセキュリティ プロトコルを決定する前に十分な情報を把握できます。WPA3の新機能や強化されたセキュリティを知ることで、WPA3が急速に好まれるようになった理由も容易に理解できます。
2.1 対応機種
まず、WPA2だけをサポートするルーターを購入した場合、後に追加でWPA3の使用はできません。これはルーター本体が最新の仕様に対応していないためで、WPA3を使いたい場合はWPA3対応のルーターに変更する必要があります。WPA3はすでに機能の強さで話題になっており、正式発表はされているものの、まだ一般には流通していません。
2.2 セキュリティ
WPA2はAESセキュリティ技術を利用して、ネットワークへ優れた保護を提供しますが、ユーザーが不正利用者に攻撃されたことも時々発生します。WPA3はまさにWPA2が持っていたセキュリティ問題を改善しました。WPA3は、384ビットのハッシュメッセージ認証モードを使用しています。これにより、公共ネットワーク上のWi-Fiルーターに接続されている場合でも、強力な暗号化によってデバイスとルーター間の通信のみが許可されます。
2.3 パフォーマンス
WPA3がより効率的なセキュリティプロトコルを使用する結果として、WPA3 は WPA2よりも高いデータレートを実現し、より多くのユーザーをサポートできます。さらに、WPA3には、過酷な環境でも高いパフォーマンスを維持できる機能が含まれています。たとえば、WPA3は自動的に最適なチャネルを選択し、送信電力を調整して干渉を回避できます。なので、最高のWi-Fi パフォーマンスを求めるユーザーにとって、WPA3が良い選択肢となります。
2.4 使いやすさ
WPA3とWPA2のもう一つの違いは、WPA3がより使いやすいことです。WPA3には、毎回パスワードを入力しなくてもWi-Fiネットワークに簡単に接続できる「Personalized Open」と呼ばれる機能が含まれています。
3 WPA3対応のRuijie無線アクセスポイント製品のおすすめ
WPA3とWPA2の違いについての解説は以上になりました。みなさんがもう分かる通り、WPA3という最新でセキュリティプロトコルを使うと、WPA2より使いやすくて安全性も高いです。Ruijieは、WPA3及び新しいWi-Fi6対応の壁埋込型アクセスポイントを多数開発し、好評を受けました。Ruijie のWebサイトの壁埋込型無線アクセスポイント製品情報ページにアクセスして、ご使用になるシーンに適した製品を見つけてください。
https://www.ruijie.co.jp/products/wireless#431909054866522112