PoE対応APとは何か、詳しく紹介します

時間:2023-02-20

PoE対応APという言葉を初めて聞いていた人は少なくないでしょう。PoE 対応はデータ通信と電源供給の両方を一本のケーブルで実現するできます。本稿では、PoE対応APの意味、そして、PoE対応APの選び方について解説しますので、PoE対応APに対する理解を深めたい人は、ぜひ目を通してみてください。

 

1PoE 対応 AP とは

 

PoEとは、Power over Ethernetの略で、LANケーブルに電力を供給する技術のこと。屋外や天井裏など電源の確保が難しい場所でも設置しやすく、回線数を減らせるというメリットがある。防犯・監視用のネットワークカメラは天井裏や屋外に設置されることが多く、設置の際に問題となるのが電源の確保です。

 

PoE規格は2003年の「PoE(IEEE 802.3af)」の標準化に始まり、2009年の「PoE+(IEEE 802.3at)」、2018年の「PoE++(IEEE 802.3at). と徐々に拡大し、2018年には「PoE++(IEEE 802.3bt)」となりました。これは、消費電力が大きい機器を想定しているためです。

 

AP(アクセスポイント)とは、通信ネットワークの末端にあり、コンピュータなどの機器からの接続要求を受け付け、ネットワークとの通信を仲介する設備・機器のこと。無線LANアクセスポイントは、無線ローカルエリアネットワーク(Wi-Fi)を構成する機器であり、無線LANアクセスポイント(無線アクセスポイント/Wi-Fiアクセスポイント)は、ネットワーク内の機器間の通信を中継したり、有線ネットワークや有線通信機器に接続するための機器である。

 

Wi-Fiの通常の通信モードでは、ネットワーク内の各機器はアクセスポイントと1対1で通信し、他の機器との通信はアクセスポイントによって中継・転送される。また、アクセスポイントには、イーサネットや光ファイバーなどの通信ケーブルの接続口があり、そこから他のネットワークやインターネットに通信を転送することができる。

 

2 PoE対応APの選び方  

 

2.1 PoE対応ハブ、LANケーブルの選び方

 

ネットワークカメラでPoE対応システムを構築する場合、PoE対応ハブとLANケーブルの選定が必要です。 PoE対応スイッチングハブの選び方のポイントは、「PoEハブに接続したい機器に対して十分なポート数があるか」「PoEハブの1ポートの電源容量がネットワークカメラの最大消費電力より大きいか」「PoEハブの電源容量が接続するすべてのネットワークカメラの最大消費電力の合計より大きいか」の3点です。

 

2.2   APの選び方

無線LANアクセスポイントを購入する前に、自分のオフィスのサイズに合うかどうかを必ず確認してください。無線LANアクセスポイントが想定している間取りサイズは、無線LANアクセスポイントメーカーのホームページや無線LANアクセスポイントのパッケージなどに記載されています。無線LANアクセスポイントを購入する際は、オフィスの広さをおおよその間取りに換算して、より大きな無線LANアクセスポイントを購入するとよいでしょう。

 

大規模なオフィスでは、Wi-Fiを利用する人の数も多いので、通常、同時に接続できるLANアクセスポイントの数を再確認しておくとよいでしょう。しかし、小規模なオフィスでは、大規模なオフィスよりも人数が少ないので、同時接続台数の確認を忘れてしまうことがあります。また、人数が少ない場合でも、タブレットやスマートフォンが接続され、無線LANアクセスポイントの同時接続数が想定より少なくなることがあります。


無線LANアクセスポイントには、外付けアンテナを搭載したもの、アンテナを内蔵したもの、ビームフォーミング機能を搭載したものなど、さまざまな種類があります。オフィスの環境に応じて、購入すべき無線LANアクセスポイントの種類は異なります。オフィス環境に適した無線LANアクセスポイントを選ぶために、購入前にメーカーの担当者に相談することをおすすめします。

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