Wi-Fiバンドとは?デュアルバンド&トライバンドの違いも一挙に解説

時間:2023-11-09

無線LANルーターや無線アクセスポイントの商品情報に、「デュアルバンド」や「トライバンド」とよく書かれていますが、Wi-Fiにおけるバンドとは一体何でしょうか?また、「デュアルバンド」と「トライバンド」は何を意味し、どんな違いがあるのでしょうか?この記事では、Wi-Fiバンドの簡単的な紹介からはじめ、「デュアルバンド」と「トライバンド」の定義と相違点、およびそれぞれが適用される場合を一挙にご紹介します。

 

1 Wi-Fiバンドとは

 

Wi-Fiバンドは、Wi-Fi帯域とも呼ばれ、Wi-Fi デバイスがデータの送受信に使用できる特定の無線周波数ブロードキャストチャンネルのことです。Wi-Fiバンドは、あらゆる種類のデバイスとの互換性を維持し、地域のブロードキャスト規制を満たすために標準化されていますが、すべてのデバイスがすべてのWi-Fiバンドを使用できるわけではありません。

 

また、同時に通信できる周波数帯の数によって、Wi-Fiを使った通信方式は、デュアルバンド、トライバンド、クアッドバンドなどに分類されることができます。その詳細は、文章の続きでも紹介されます。

 

2 Wi-Fi通信方式の種類

 

以上は、Wi-Fiバンドの基本と、Wi-Fiを使った3種類の通信方式についての簡単な紹介でした。続いて、3種類のWi-Fi通信方式の中で、よく使われているデュアルバンドとトライバンドについてご紹介します。

 

2.1  デュアルバンド

デュアルバンドとは、2.4GHz帯と5GHz帯を同時に利用できる通信方式です。Wi-Fi通信では、デュアルバンドのような通信方式は、1つの周波数帯域のみを使用する場合よりも優れています。たとえば、無線LAN(Wi-Fi)の電波が届きにくい場所では、中継器を使ってWi-Fiルーターの電波を中継する必要があります。デュアルバンド同時接続の通信方式により、中継時に通信速度が半分になることなく接続できるため、すべての通信機器を同じ速度を維持して利用できます。

 

2.2 トライバンド

一方で、トライバンドとは、2.4GHz帯、5GHz帯(W52/W53)、5GHz帯(W56)の3つの周波数を同時に利用できる通信方式です。トライバンドの通信方式では、より多くのWi-Fiデバイスを接続できるため、さらに快適な高速Wi-Fi通信を実現できます。

 

3 デュアルバンド&トライバンドの違い

 

デュアルバンドとトライバンドの最も根本的な違いは、デュアルバンドでは2.4GHz帯と5.0GHz帯を利用できる、トライバンドはその上にもう1つの5.0GHz帯の電波を利用することです。トライバンドでは、3種類の電波を同時に利用するため、ルーターの「CPU」もデュアルバンドに比べて強化されています。また、より多くのWi-Fi機器を接続でき、高速なWi-Fi通信が可能です。

 

複数のWi-Fiデバイスに接続する必要のない普通の住宅では、安価なデュアルバンドルーターより適しています。一方で、住宅内のほとんどの施設が無線信号を必要とする最新のスマートホームに住んでいる場合、またはオフィスで高速インターネット接続が必要な場合は、トライバンドが最適です。

 

4 まとめ

 

以上は、Wi-Fiバンド、およびデュアルバンドとトライバンドについての紹介でした。Wi-Fiバンドに関する基礎概念と応用をよく理解することは、最適な製品に導く手がかりにもなります。次に、デュアルバンドとトライバンド両方それぞれ対応製品を揃えた、Ruijieによる無線製品ラインナップをご紹介します。

 

5 Ruijie無線製品のおすすめ

 

Ruijieの無線アクセスポイントでは、設置場所によって、壁埋込型、屋内型、屋外型に分類されています。さらに、対応Wi-Fi規格、充電方式、アンテナ数、マネジメント機能などで細分化されています。数多くある製品の中で、今回の記事で紹介された家庭向けのデュアルバンドを採用した製品と、オフィスなどに適したより高速な通信ができるトライバンドを採用した製品の両方があります。この中で、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6技術と、次世代の暗号化通信技術WPA3規格に対応している製品も多くあり、より高速で安全なWi-Fi通信を実現できます。ぜひ、このページ内の各製品のリンクにアクセスして詳細情報を確認し、ご担当会社の利用シーンに最適な製品をご検討ください。

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