スイッチの導入を検討する際に、「スイッチポート数」という用語がよく目に入ることはありますか?実は、スイッチポートの数は正しいスイッチを選ぶために十分注意が必要なポイントの一つです。この記事では、スイッチポートの概要から、一般的なスイッチポート数や最大スイッチポート数、およびスイッチポート数によるスイッチの選び方までご紹介します。
1 スイッチポートとは
スイッチポートとは、LANケーブルの出口で、レイヤー3スイッチのポートの中で、レイヤー2スイッチと同様な動きをするポートのことを指します。スイッチポートは、端末を接続するアクセスポートやスイッチを接続するトランクポートとして使用できます。複数のポートにVLANを設定して、複数の機器を接続できるようになります。
スイッチポートはネットワーク機器にデフォルトで搭載されますが、各機器に搭載スイッチポート数が異なる場合があります。以下は一般的なスイッチポート数や最大搭載スイッチポート数についてご紹介します。
2 一般的なスイッチポート数
商用レイヤー2スイッチには通常、8、16、24、48ポートなど、8の倍数のポートが設けられています。また、一般的に使用される制御チップ(半導体)には8ポート、16ポート、24ポートの3種類があるため、ほとんどのメーカーはこのポート数のレイヤー2スイッチを製造しています。メーカーによっては、通常のスイッチポート以外に、sfpモジュールに対応するsfpポートも2つから4つまで搭載される場合があります。
3 スイッチポート数は最大何個まで?
理論上、スイッチポートの段数に仕様上の制限がなく、任意の数の段を積み重ねることができます。そのため、48ポート搭載のスイッチを複数台搭載する場合は、スイッチポート数は最大528個になります。スイッチの仕様に段数制限がない場合でも、あまり多くの段数を接続すると、コアスイッチ付近のケーブルが断線するリスクがあり、ネットワークに悪影響を及ぼすことがあります。
4 スイッチポート数によるスイッチの選び方
スイッチポート数はメーカーやモデルによって異なりますので、利用シーンに合わせて選ぶのがポイントです。有線LANで接続する機器の数が少ない場合は5ポートや8ポート搭載モデルで問題なく使えます。接続する機器がより多い場合や、将来的に増やす可能性がある場合は、8ポート以上を搭載するモデルを選ぶことをおすすめします。企業の場合はオフィスの規模や従業員数に、マンションやホテルの場合は施設の規模に合わせて適切なモデルをお選びください。
5 まとめ
以上は、スイッチポート数とそれによるスイッチの選び方の紹介でした。ご自身の利用シーンに合わせて、適切な数のスイッチポートが搭載されるスイッチを選ぶのが重要です。Ruijieが開発したエンターテインメントスイッチであるXS-S1930Jシリーズのうち、利用者様のニーズに合わせて8個、18個、24個および48個のポートを搭載する7種のモデルのスイッチを用意しています。ラインナップ全製品がコンパクトで、ファンレスの静音設計なため、マンションやホテルなど設置スペースが限られ、静かな環境が必要な場合にとって最適です。また、シリーズの全製品に搭載されるセキュリティプロトコルとクラウド管理システムにより、ネットワークの安全性を確保する同時に、遠隔でもネットワークの管理やトラブルシューティングができるようになっています。
製品の仕様など詳細が記載されていますので、興味をお持ちでしたら以下のリンクでご覧下さい。
https://www.ruijie.co.jp/products/switches/enterprise-switches_431909030867501056
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