SFP+とは、光ファイバーを通信機器に接続する光トランシーバの規格の一つ、SFPとほぼ同じ形とサイズなんで、次世代ギガビットイーサネットアプリケーションのためのスピードである10Gbpsをサポートする革新的な次世代型のトランシーバモジュールである。今日は、このSFP+のメリットや用途をご紹介しましょう。
1 SFP+とは何ですか
SFP+とは何ですか?SFPトランシーバ(small form-factor pluggable transceiver)、Mini-GBICと呼ばれて、もともと1Gbps光通信用に設計されたトランシーバです。基板上の電気信号と光ファイバ上の光信号を相互に変換する光トランシーバモジュールの一つである。小型で活線挿抜が可能であり、光通信をサポートするネットワーク機器に搭載して使用されます。
SFP+とは、名前から想像できる通り、1Gbps規格で用いられていたSFPの10GbE版である。電磁波対策のEMIシールドが装備されているなどの改良が施されているものの、SFPと形はほとんど同じです。そのため、1GbEと10GbEを同じスイッチに混在させることができます。現在販売されている製品の中ではフォームファクタが最小で、ラインカードあたりの密度が最大になります。
2 SFP+とは何に使いますか
SFP+とは、マザーボードに接続するために使用する光伝送レシーバーデバイスとして使用できるトランシーバです。電気信号を光信号に変えるために使われて、主にデータ通信アプリケーションに使用され、ネットワークデバイスを接続します。SFP+モジュールがあれば、マルチ/シングルモードファイバー、ツイストペアケーブル、同軸ケーブルなどの伝送媒体を、必要な距離長および伝送速度で接続することができます。また、光ファイバー接続を提供するSFP+モジュールは、ノイズに強いという特徴があります。そのため、会社などではノイズ発生源が多い環境下で通信障害を防ぐために用いられています。
3 SFP+のメリットは何ですか
SFP+には、導入後すぐに得られる効果だけでなく、進化を続けるデータセンターのニーズに対応するうえでの長期的なメリットもあります。
3.1コストの削減
・エレクトロニクス部分がシンプルであるため、他のテクノロジーと比べてポートあたりのコストが低下します。
・フォームファクタが小さいため、ラインカードあたりのポート密度を他のテクノロジーよりも高くすることができます。
・「必要数だけ購入」モデルをサポートしているため、ラインカードやI/O モジュールを必要に応じて装着できます。
・実質的な効果:10ギガビットイーサネットを導入しやすくなります。
3.2高い品質
・シスコおよび業界の仕様に合わせて設計されており、パフォーマンスに関する厳格な仕様を満たします。
・シスコ品質確認(ID)機能をサポートしています(モジュールがシスコによる認定および試験済みであるかどうかをシスコ製スイッチまたはルーターが特定可能)。
3.3消費電力の削減
・ポートあたりの消費電力はわずか1Wで、他のテクノロジーを大幅に下回り ます。
・ホットプラグ可能となっているため、未使用のポートには通電しません。
4 SFP+とGBICの違いとは何ですか
SFP+とGBICの違い、まずはサイズとスペース利用効率、SFP+は小型で省スペースに適したトランシーバであるのに対し、GBICは遥かに大きく、多くのスペースを占有するため、ユーザーが十分な余裕を持っている場合、他の接続ワイヤやトランシーバの移動を妨げる可能性があることです。次はデータレートの違い、言わば伝送距離の違いでもあり、SFP+は次世代型のトランシーバモジュールで、10ギガビットイーサネット(10Gigabit Ethernet、10GbE)で利用することができます。GBIC (Gigabit Interface Converter)はトランシーバ用の古いフォームファクターであり、主にギガビットイーサネット(GbE:Gigabit Ethernet)などで用いられます。
SFP+とは次世代型のトランシーバモジュールで、旧世代のトランシーバモジュールに比べて様々なメリットが持っています。それらを活用すると、会社に、特に小さい会社にとって、スペースの利用効率が高くなるし、作業効率も高くなるでしょう。