省エネで注目される液浸冷却データセンターとは

時間:2023-03-10

データセンターによって消費されたエネルギーが世界の総電力消費量の1%と言われる中で、省エネで注目を集めてきた液浸冷却データセンターとはどんなことですか。2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、液浸冷却技術は温室効果ガスの削減を目指しています。この記事では、液浸冷却データセンターの概要や、発展背景、メリットおよび関連製品を紹介します。

 

1液浸冷却データセンターとは何か

 

一般的に、CPU や GPU などのプロセッサを冷却する時に空冷という方法が使われます。液浸冷却データセンターで使われる新しい液浸冷却技術とは、機器をフッ素系不活性液体、シリコンオイルなど絶縁性のある液体に浸すことにより効率よく冷却する冷却方法です。発熱量の多いサーバー同士を近づけることで故障率を下げることができるとされており、従来の空冷を使用する方法に比べて省スペースや省エネなどのメリットがあります。

 

2液浸冷却データセンターの発展背景とメリット

 

2.1 液浸冷却データセンターの発展背景

 

アメリカのとある調査によると、データセンターは世界の総電力消費量の 1%を消費しています。データセンターを運行するにはたくさんの電力やエネルギーを消費し、同時に大量の熱が発生するため、エネルギー集約型の冷却方法が必要になります。このような背景で、エネルギー消費の削減を図るために、業界では液浸冷却データセンターが近年広く注目を集めています。

 

2.2 液浸冷却データセンターのメリット

 

液浸冷却データセンターを利用することに、いくつかのメリットをもたらすことができます。検証によると、液浸冷却技術を使用するデータセンター従来のデータセンターと比較して、冷却に使用するエネルギーを最大97%削減できることが示されています。またを液浸冷却技術使うデバイス内のにはファンが付いていなく、通常の騒音冷却システムが減少し、騒音の主な原因を直接排除することができます。そして、液浸冷却データセンターのシステムがシンプルで設置面積が小さく、省スペースというメリットもあります。

 

3 Ruijieが独自開発した液浸冷却データセンターの紹介

 

以上は、液浸冷却データセンターについて分かりやすく紹介しました。膨大なエネルギーを消費するデータセンターにおいて液浸冷却技術を使うことで、省エネルギーだけはなく、騒音の軽減や設置スペースの節約などのメリットがあります。Ruijieも2022年に、最新の液浸100Gx32ポートスイッチRG-LC6510-32CQを発表しました。サーバーでは既に液浸冷却技術が運用されていますが、ネットワークスイッチ業界では初めてです。今回発表された製品は消費電力を約50%削減でき、ファンレス設計なので騒音やホコリが溜まることに心配ありません。製品に興味をお持ちでしたら、お気軽にRuijieに連絡して詳細情報をお問い合わせください。

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