近年、IoTサービスの普及に伴い、ゲートウェイは幅広い業界で利用されています。本記事では、ネットワーク分野に欠かせないゲートウェイの定義、ルーターとゲートウェイの違いをわかりやすく解説していきます。
1 ゲートウェイとは?
ゲートウェイとは、文字通り「門のある道」を意味する英単語で、「玄関」や「入り口」を意味します。IT分野では、異なるプロトコル(通信手段)でネットワークを中継する機能と、その機能を持った機器そのものを指します。
ゲートウェイとは、プロトコルやデータ形式の違いにより互いに通信できないという不便さを解消する機能や装置です。その名の通り、ネットワーク上で互いに通信するために必要な「入口(ゲートウェイ)」と考えてください。
2 ルーターとは?
ルーターとは、PCなどの機器をLANやインターネットなどのネットワークに接続する機器です。インターネットに接続する際に使用するので、身近なIT機器です。
3 ゲートウェイとルータの違い
IT 分野では、ゲートウェイとルーターの両方がネットワークを中継するデバイスを指すため、しばしば同じ意味で使用されます。
ゲートウェイとルータの違いは、ゲートウェイが異なる規格のネットワークを中継する機能そのもの、またはそのような機能を備えた危機全般を指すのに対し、ルーターは一般にネットワーク標準の OSI 参照モデルの第 3 層「ネットワーク層」を指すことです。 IP アドレスに基づいてデータを中継する機器です。
広い意味で、ゲートウェイには「中継ネットワークの機能」と「ネットワークを中継する装置」の2つの意味があります。ルーターとは「IPアドレスを基にネットワークを中継する装置」を指します。
ゲートウェイの基礎知識として、ゲートウェイの定義、ゲートウェイとルータの違いについて解説しました。今後、さまざまな産業分野でゲートウェイの導入が加速すると予想されます。企業のIT部門やIT業界で働く社員の方は、ゲートウェイの役割と重要性を理解した上で、自社の業務にどう活かすかを考えてみてください。