L2スイッチおすすめの選び方

時間:2023-03-07

L2スイッチはマンションやオフィスなどのシーンでよく利用されますが、L2スイッチおすすめの選び方とは一体何ですか?実は、L2スイッチはユーザーが使用するデバイスを直接サポートするなどの仕組みを持っています。L2スイッチについてもっと理解してもらうために、L2スイッチの基本的な紹介や、L3スイッチとの違いおよびL2スイッチの選び方を紹介します。

 

1   L2スイッチとは

 

L2スイッチはレイヤー2スイッチとも呼ばれ、「OSI参照モデル」というネットワークプロトコル規格によって定められた7層のレイヤー中の第二層(データリンク層)に対応しています。レイヤー2はLANケーブルを介して直接接続されたデバイスが使用する通信方式で、L2スイッチはLAN ケーブルで接続されたデバイスの MAC アドレスを格納し、どのデバイスがどのポートに接続されているかを認識して通信します。現在のネットワーク環境において、LAN有線接続の最小ユニットを構成するデバイスがレイヤー2スイッチです。

 

2   L2スイッチとL3スイッチの違い

 

L2スイッチおすすめの選び方を紹介する前に、よく耳にする似ているネットワーク用語「L3スイッチ」との違いについて見てみましょう。

 

2.1 ネットワーク上の位置が違う

 

L2スイッチとL3スイッチはまず、ネットワーク上の位置が違います。L2スイッチは同じネットワーク上のデバイスを直接接続できます。一方でL3スイッチは、異なるネットワークを接続できます。具体的に言うと、L2スイッチはPCやサーバーなどのデバイスをまとめて管理し、L3スイッチはL2スイッチをまとめて管理します。

 

2.2 役割が違う

 

L2スイッチとL3スイッチは、それぞれがネットワーク上で担う役割も異なります。L2スイッチは、「OSI参照モデル」の第2層として機能し、MACアドレスを使用してデータ伝送によって L2 スイッチに送信される電気信号の宛先を決定する役割を果たします。一方でL3 スイッチは、「OSI基本参照モデル」の第3 層として機能し、IPアドレスを使用して送信されたデータパケットの宛先を決定する役割を果たします。

 

3 L2スイッチおすすめの選び方

 

以上は、L2スイッチとL3スイッチのいくつかの主な違いについて紹介しました。つぎに、肝心なL2スイッチの選び方を三つのチェックポイントに分けて説明しましょう。

 

3.1 スイッチング容量を見る

 

バックプレーン容量とも呼ばれるスイッチング容量は、スイッチが1秒に処理できるデータ量を指します。パケット伝送容量が大きくポート数が多いと記載されていても、スイッチング容量が小さい場合はスイッチのデータ伝送速度は遅くなるので注意が必要です。

 

3.2 MACアドレステーブルを確認する

 

L2スイッチのデータ転送に関係しているMACアドレステーブルを確認することがおすすめです。保存されたMACアドレスは、ネットワークを最新の状態に保つために定期的に書き換えられ、保存できる MAC アドレスが多いほど転送の効率が高くなります。

 

3.3 パケット転送能力を見る

 

最後に、L2スイッチを選ぶときのチェックポイントはパケット転送能力です。パケット転送能力は、1秒間に送信できるパケット数を表し、数値が大きほどスイッチの転送速度が大きくなります。

 

4 まとめ

 

ここまで、L2スイッチとは「OSI参照モデル」においてデータリンク層に位置するネットワークデバイスで、L3スイッチとは立ち位置や役割などで違いがあることがわかりました。また、L2スイッチを選ぶ際にスイッチング容量、MACアドレステーブルおよびパケット転送能力というおすすめのチェックポイントを紹介しました。ぜひ、ご自身の状況に基づいてぴったりのL2スイッチを選んでください。

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