1 ネットワークトポロジーの概念
ネットワークトポロジーとは、クライアント PC、サーバー、ネットワーク デバイスなどのデバイスがネットワーク内でどのように接続されているかを表す用語です。トポロジー図やネットワーク構成図もネットワークトポロジーの可視化に対応します。
トポロジダイアグラムは、物理トポロジと論理トポロジの2種類に簡単に分けることができます。物理トポロジーはケーブルによって形成される物理的な接続を指し、論理トポロジーは物理トポロジーに基づいて通信を実装します。
2 ネットワーク トポロジーを視覚化する目的
トポロジ マップとネットワークダイアグラムでネットワークトポロジーを視覚化する機能は、ネットワークの監視を簡素化することです。主に2つの監視業務を効率化しました。
2.1 障害の範囲を特定する
ネットワークトポロジーの視覚化により、ネットワーク管理者の作業において重要な障害領域の特定が簡素化されます。一部のネットワーク機器に障害が発生した場合、障害の重大度を判断する必要があります。この判断を行うための重要な情報は、「障害のあるネットワークデバイスはどこに接続されているか」という情報です。
ネットワークトポロジーが可視化されていないと、その判断のための調査に、ネットワーク機器のルーティング設定の確認やネットワーク構築担当者への確認など、手間のかかる作業が必要になります。多くのネットワーク障害は緊急性が高いため、ネットワーク障害を迅速に解決するには、障害の範囲を迅速に特定することが重要です。
2.2 障害原因の特定
ネットワークトポロジーを視覚化することで、ネットワーク障害の原因を迅速に特定することもできます。ネットワーク障害が発生した場合、最初にすべきことは、考えられる原因を調査することです。
ネットワーク構成図は、ネットワーク機器やサーバーの位置や構成情報を表示するだけでなく、各機器の稼働状況も表示できます。これにより、構成マップを見るだけで、ネットワーク内に散在する機器の状態を確認したり、障害の原因を迅速に特定したりできます。
Ruijie Networks Japan株式会社が提供するクラウド型ネットワーク統合管理サービスJapan Cloud System(JaCS)はお客様の課題に解決するための新機能を開発いたしました。
ネットワークトポロジー機能のご紹介
課題:機器の設置や交換する際、ネットワーク知識を持っている技術者は目で一台一台の設定状況を確認するしかないため、効率が悪くなっています。
JaCS新機能【ネットワークトポロジー】:JaCSクラウドでネットワークトポロジー機能を利用して簡単にネットワーク設置状況の可視化や異常の確認を実現できるようになります。機器だけではなく、LANケーブルまで接続状況もクラウドで確認できます*1。作業時間の大幅な節約と人件費削減に貢献します。
利用シーンのおすすめ:
① 機器の設置や交換する際の状況確認
② 故障発生する際の異常診断
操作手順のご紹介
操作手順Step1 機器設置か交換後【TOPOLOGY】ボタンをクリックしてください。正常状態は緑で表示されていて、異常の場合は赤で提示しています。
操作手順Step2 赤になる機器をクリックすると、診断結果が出ます。