ネットユーザーの一味として「通信プロトコルとは」シンプルに説明させていただきます。我々が実際に生きているこの世界ではいろいろなルールを守る必要があります。ネットワークの世界も同じく、パソコン同士が通信を行う場合定められた規約に則る必要もあります。その通信に関する規約は通信プロトコルです。
通信プロトコル(Communication protocol)
1. 通信プロトコルの概念
通信を行うにはデータの形式(文字コードなどでデータの表現方法が違う)、データ送信の端末(端末はパソコン、スマホなどがある)、伝送路形式(有線、無線)、パケットの構成(データ通信でデータを一定の単位に分割して送付する)、エラーの対応(入力の不正やサーバにセキュリティー保護されたなど)などの規定が具体的に定められたのは通信プロトコルのことです。
2.主な通信プロトコル
2.1 TCP/IP
インターネットの起源に追及しておけば、その前身NCP(Network Control Program)に辿り着けます。NCPは単一のホストコンピューターで複数のアプリケーション動作、もしくは各種のホストコンピューターの各種プロセスの間でも、信頼でき、フロー制御、双方向通信リンクなどのネットワークサービスを提供可能です。科学の発展に伴って、現在広く普及しているのはTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)のほうです。インターネット・プロトコル・スイート(Internet protocol suite)とも呼ばれます。
1973年にTCP/IPの開発が始まりました。
1974年に公開されています。
1983年にアメリカ国防総省の高等研究計画局の方針でNCPをTCP/IPに取り替わった、TCP/IPは正式に現在ネットワーク通信プロトコルの舞台に登場しました。
2.2 NetBEUI
NetBEUI(NetBIOS Extended User Interface)は「米国のIBM会社によって開発されたPC用の」NetBIOSから改良されたプロトコルです。
現在、ほとんどTCP/IPに取り換えました。
2.3 IPX/SPX
IPX/SPX(Internetwork Packet Exchange/Sequenced Packet Exchange)は主にLAN向けにデザインされました。提供するサービスはTCP/IPと似っています。LAN向けに設計されたので、LANで使う場合、IPX/SPXの性能はTCP/IPより優れています。NetWareでよく使用されていた通信プロトコルです。