クラウドアプリケーションの普及に伴い、データセンターの新設・増設が進んでいます。クラウドサービスを提供する企業は、データセンタースイッチを導入して大規模なデータセンターを構築しています。一方で、プライベートクラウドを検討している企業は、従来の企業ネットワークと同じ視点で機器を選択するケースが多いです。そこで本記事では、データセンタースイッチとは、その必要性、データセンタースイッチの選択ポイント、おすすめのデータセンタースイッチを解説していきます。
1 データセンタースイッチとは
データセンター スイッチはデータセンター施設に不可欠な必需品の 1 つで、通常は同じネットワーク上の複数のデバイスを接続するためにデータセンター内のサーバー エリアに配置されます。データセンター スイッチは、主に仮想化に大きく依存する大企業やクラウド プロバイダーによって使用される高性能スイッチです。
2 データセンタースイッチの重要性
データセンターネットワークは、通信データの量、種類、経路が変化しており、従来のトポロジーや機能、機器の性能では、現在のビジネスニーズである高速大容量通信に対応できなくなり、ますます困難になってきています。そのため、近年データセンターにおける専用スイッチの需要が高まっています。
3 データセンタースイッチのメリット
データセンターネットワークにおけるスイッチは、仮想サーバの増加による収容するMACアドレス数の増加、アプリケーション要件に応じた低遅延処理、パケットロスの抑制などにより、求められています。 データセンタースイッチはこれに適した設計で実装されています。
4 データセンタースイッチの選択ポイントとお勧めのデータセンタースイッチ
4.1 データセンタースイッチの選択ポイント
データセンターでは、マルチパス、ループフリーの大規模 L2 ネットワークに対する需要が高まっています。このため、L2構造のDCスイッチの導入が進んでいます。ネットワークの段階的な拡張や障害などのリスク分散の観点から、複数のベンダーの製品でネットワークを構成する場合があります。そこで近年、VXLAN(L3 Fabric)やSDNといったマルチベンダーで構成可能な技術が注目されています。Software Defined Network (SDN) へのサポートは、将来の DC スイッチにとって重要な要素です。これらはデータセンタースイッチを選択するときのポイントです。
4.2 お勧めのデータセンタースイッチ
Ruijie Networksは、ICTインフラ製品および業種ソリューションのプロバイダーとして、高性能データセンタースイッチを開発し続けています。。400GデータセンタースイッチRG-S6980-64QCはInterop Tokyo 2022のBest of Show Awardネットワークインフラ(キャリア / ISP)部門で特別賞を受賞しました。
(RG-S6980-64QC)
データセンター用高速・高密度コアデバイス、4Uサイズに64個の400G QSFP-DDポートを搭載、拡張可能・高性能・広帯域幅のサービスを提供、大規模データセンターのネットワーク接続ニーズに対応。
(RG-S6510-48VS8CQ)
48の25G SFP28光ダウンリンクポートと8つの100G QSFP28アップリンク光ポートを備えたデータセンターボックス型スイッチで、ワイヤースピードでの転送に対応します。32MBの強大なバッファ能力を有し、先進的なバッファスケジューリングアルゴリズムに対応することで、データの高速処理を実現。ネットワークのバーストトラフィックも簡単に処理できます。
まとめ
今回は、データセンタースイッチとは、その必要性、データセンタースイッチの選択ポイント、おすすめのデータセンタースイッチについて説明しました。クラウドアプリケーションの普及に伴い、データセンターの新設・増設により、データセンタースイッチがどんどん求められています。この記事を見て、適したデータセンタースイッチの選択にお役に立ていただければ幸いです。