ルーティングとは何か、詳しく説明しましょう

時間:2023-01-11

ルーティングとは何か、この質問に答えられる方は多くないでしょう。ネットワークで調べると、ルーティングとは、ネットワークで、相手のデバイスにデータを送信するための経路を決定すること。やはり分かりにくいでしょう。本稿では、ルーティングに関する知識を詳しく説明しますので、ルーティングに対する理解を深めたい人は、ぜひ目を通してみてください。

 

1ルーティングとは

ルーティングとは、異なるネットワークにパケットを送信する際に、最適な配送経路を決定する処理のことです。ルーティングや経路制御とも呼ばれる。ネットワークにおいて最も重要な機能の一つです。ルーティングは、OSI参照モデルのネットワーク層(第3層)の中継装置によって行われます。代表的なトランキング装置としては、ルータやL3スイッチ(以下、ルータと総称する)があります。この中継装置は、パケットを宛先の通信機器に届けるために、ネットワーク間の方向を誘導するものです。

 

2ルーティングのしくみ

ルーターはルーティングテーブルと呼ばれる情報を持っています。ルーティングテーブルには、パケットの宛先と次の転送先が記載されています。ルーターは受信したパケットの宛先アドレスを見て、ルーティングテーブルから転送する通信機器のIPアドレスを導き出す。ルーティングテーブルの項目は、宛先ネットワーク、ゲートウェイ、インターフェース、タイプ、および追加情報です。各項目の概要は次のとおりです。

 

宛先ネットワークはパケットの宛先となるネットワークと指します。ゲートウェイはパケットを次に転送する先です。インタフェースはパケットを転送するルーター自身のインタフェースです。種別はルーティングの種類と指します。例えば、スタティックルートは静的ルート、RIPは動的ルート、暗黙的ルートはルーター自身が支配するネットワークです。付加情報はルーティングの種類ごとに使用する情報です。

 

3ルーティングのルール

ルーティングテーブルの見方が少しわかったところで、ルーティングの大切なルールを2つ紹介します。1つ目のルールは、ロンゲストマッチの法則です。この法則は、「ルーティングテーブルに設定された経路のうち、最も長くネットマスクと一致した方を優先する」というものです。2つ目のルールは、「ルーティングテーブルにない宛先のパケットは破棄する」です。

 

4ルーティングの種類

前章で、ルーティングにはルーティングテーブルが必要であることを説明しました。では、ルーティングテーブルを作るにはどうしたらいいのでしょうか。ルーティングテーブルの作成には、あらかじめルーターで手動で作成する方法と、ルーター同士が通信した結果に基づいて作成する方法の大きく2つがあります。前者は「スタティックルーティング」、後者は「ダイナミックルーティング」と呼ばれる。

 

ネットワーク構成が変更された場合は、手動で経路を再設定する必要があります。次に、ヤマハのルーターにおけるダイナミックルーティングの設定を見てみましょう。スタティックルーティングでは、経路をあらかじめ人が設定するのに対し、ダイナミックルーティングでは、ルーター同士が通信を行い、経路情報を渡すことでルーティングテーブルを更新する。ネットワークの状態によってルーティングの設定が自動的に変わるため、「ダイナミック」と呼ばれる。ルーターが互いに通信してルーティングテーブルを更新するルールは、「ルーティングプロトコル」と呼ばれる。

お問い合わせ

個人情報の取り扱いについて をご確認いただき、よろしければ「個人情報の取り扱いについて同意する」にチェックをして、内容を送信してください。
確認画面