「SFP」は「Small Form-factor Pluggable」の頭文字を取って短縮した言葉です。英語を見ても分からない方がたくさんいると思います。実はSFPは我々ネット生活の中で、非常に重要な役割を演じています。では、この記事でご紹介いたしましょう。
1. 「SFP」の定義とタイプ
1.1 「SFP」とは?
光信号は光ファイバーで伝送しますが、電気信号はスイッチやサーバーという通信機器で送受信します。光ファイバーを機器につなぐにはコネクタが必要です。これによって、光信号を電気信号に交換できます。つまり、SFPは電気信号と光信号の相互変換を実現できる装置で、光モジュールの一種であります。
1.2 「SFP」のタイプ
SFPの規格には二つの種類があります。一つは長距離伝送に対応するシングルモードSFPで、もう一つは短距離伝送に対応するマルチモードSFPです。IEEE802.3とSFF-8472に基づいて、対応波長、光コネクタ、到達距離、接続ポートなどによって、さらに分類されます。SFPの各仕様は下記の図を参考してください。
2.「SFP」の情報量と標準化
2.1 「SFP」の情報量
SFP MSAは、EEPROM、標準インターフェイス、製造元、およびその他の情報で256バイトのメモリマップを定義します。これらの情報には、8ビットアドレス10100000X(A0h)のI^2Cインターフェイスを介してアクセスできます。
2.2 「SFP」標準化
SFPトランシーバーは、競合するメーカー間の多国間協定(MSA)によって指定されています。関連するスモールフォームファクタートランシーバー(SFFトランシーバー)のサイズはSFPよりも小さいですが、SFFは、上位のエッジカードスロットに挿入されるのではなく、ピンスルーホールデバイスとしてマザーボードにはんだ付けされています。
3. 「SFP」と「GBIC」の区別
GBIC(Gigabit Interface Converterの略)は、ギガビットの電気信号を光信号に変換するインターフェースデバイスです。 GBICは、ホットスワップ可能になるように設計されていて、国際規格に準拠した互換性のある製品です。 SFPはGBICとの規格や配線は同じですが、サイズはGBICより小さくて、ミニGBICと呼ばれています。
4. 「SFP」を使う時のヒント
4.1 「SFP」と「SFP+」は一緒に使えますか?
10Gbpsのネットワーク通信に対応できる、SFPをアップグレートしたバージョンです。サイズは同じです。両者は互換性を持っているため、SFPポートやSFP+ポートに装着すると、SFPは使用できます。ただし、通信スピードは1Gbpsになります。それに引き換え、SFP+は1G未満のスピードをサポートしていないため、SFPポートに挿入しても機能しないです。
4.2 「SFP」のメンテナンス方法
以下の三点を注意してください。
l 端面を綺麗に保ってくだい。空気の中で長時間を放置しないで、スリーブや端面を傷つけないように気をつけてください。
l SFPをゆっくりポートに挿抜してください。
l 使用環境の湿度や温度を考慮してください。
5. 「SFP」の応用
光SFPトランシーバーはSFF-8472(業界標準の多国間プロトコル)をサポートしています。これに従って、デジタル診断モニター機能をサポートする必要がになり、この機能により、エンドユーザーはSFPパラメーターを実際に検出できます。例えば、5つの基本的な監視量があります:温度、トランシーバー供給電圧、レーザーバイアス電流、光出力電力、および入力電力。
6.「SFP」を購入する時の注意点
一般的に、SFPを買う時、互換性が一番考慮すべきパラメータです。購入する前に、手に入れたいSFPモジュールは今使っているデバイスと互換性があるかどうかをよく調べて、確認したほうがいいと思います。
一般的には、SFPの使用寿命は5年です。購入して1年の間で、品質の良さ悪さを判断するのは容易ではないので、信頼性の高いベンダーを選ぶのはお勧めします。Ruijie Networksはネットワーク機器、ネットワークセキュリティ製品、クラウドデスクトップソリューションの研究開発、設計、販売を主な事業としていて、公式サイトhttps://www.ruijie.co.jp/では必要な機器をご自由に選んでください。